イムノアッセイ

ミオグロビン

MYO

ミオグロビン

ミオグロビン(MYO)は主に骨格筋と心筋に存在する、アミノ酸153残基からなる分子量約17,800のヘム蛋白です。

心筋では細胞質に豊富に存在し、壊死あるいは障害を受けると容易に細胞から逸脱するため、急性心筋梗塞の発症後早期(1~3時間)から異常高値を示します。
再潅流によるwash-out効果(再潅流により壊死細胞内物質が血中に洗い出されること)を著しく受けることから、再潅流後は急激に上昇し、発症後1~2日で正常値に戻ります。
他方、非再潅流例では緩やかに上昇し発症後6~10時間でピークに達し、2~3日で正常値に戻ります。

骨格筋には心筋の約2倍量が存在しており、運動や筋障害だけでも血中濃度は容易に上昇するため、心筋特異性は他の項目に比べやや劣ります。



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