イムノアッセイ

シスタチンC

CysC(シスタチンC)

シスタチンC

シスタチンCは分子量約13,000のシステインプロテアーゼインヒビターで、細胞内外の環境変化に対する影響を受けることなく一定の割合で産生され分泌されています。分泌されたシスタチンCは腎糸球体から濾過されその後近位尿細管で再吸収されるため、糸球体濾過量の指標とされており、実際に糸球体濾過量(GFR)の低下とシスタチンC濃度が相関することが報告されています1)

血清クレアチニン値に比較して年齢、性別、筋肉量などの影響を受けにくいため、腎機能マーカーとして臨床的に有用とされており、さらに、海外の最近の研究から、老年者の心血管病変のリスクファクターとしても注目されています2)

1) Newman DJ:Cystatin C、Annual Annals of Clinical Biochemistry,39,89-104(2002)

2) Shipak MG et al., Cystatin C and the risk of death and cardiovascular events among elderly persons,New England Journal of Medicine352,2049-2060(2005)



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